2024.12.29に八丈島へ(ほぼ)日帰り旅行してきましたのでその記録を残しておきます。写真多めです。
- 12/28 21:30 竹芝客船ターミナル
- 22:15 橘丸に乗船
- 12/29 5:00 三宅島
- 8:55 八丈島着(底土港)
- 9:20 護神バス停・天照皇大神宮
- 9:35〜10:15 末吉温泉へ
- 11:03〜11:40 八丈島観光協会へ
- 11:50... すし処 銀八
- 13:05 八丈島ジャージーカフェ
- 14:10 南原園地・南原千畳敷
- 14:45~15:45 植物公園・ビジターセンター
- 15:50~16:30 八丈島空港へ
- おみやげ
12/28 21:30 竹芝客船ターミナル
今回は往路を客船にしたので夜出発です。
ターミナルまでのイルミネーションを眺めながら「港区って港があるから港区なんだなあ」と思いました。
(↑左側に見えてるクリスマスツリーみたいなのがターミナルのある場所)
ターミナルには今回乗船する八丈島行き橘丸のほかに大島や神津島などへ行くさるびあ丸に乗る人もおり、入り口近くはなかなかの混み具合。
インターネットで予約しておいたので発券はスムーズでした。
今回は2等和室という一番安い席です。
22:15 橘丸に乗船
ド派手な真っ黄色な船体!
過去にさるびあ丸の方には乗ったことあるんですが橘丸は初めてなのでちょっとわくわく。
船に乗り込み、さっそく今回泊まる部屋へ。
小上がり雑魚寝スタイルです。この日は12人くらい入る部屋に個人客5人ほどだったので快適そのもの。
他の部屋は団体さんだったりお酒飲んでる人がいたりだったので混雑する時期に快適に過ごしたいのなら特2等にした方が無難かも…(でもお酒飲みたくなる気持ちも少しわかる)
そうこうしてる間に出航〜。
毛布(一枚貸出100円)を2枚借りて寝床を整えたり自販機をチェックしたり。
船内のレストランで夕食にたぬき蕎麦を食べました。
その後、歯を磨いて23時半に夜間照明に切り替わるタイミングで就寝。
備え付けの枕(直方体)が高くてうまく寝付けなかったのですが、毛布の端を畳んで枕がわりにして、直方体の枕は抱き枕にしたらなんとかうつらうつら、数時間眠れました。
12/29 5:00 三宅島
そのため三宅島に入港する前(朝4時半)に船内が明るくなり、放送が流れます。ちなみに三宅島の位置は↓(現在地が三宅島、下のハートが八丈島)
折悪く3時半過ぎに目覚めてから寝付けなかったので明るくなったタイミングでぽちぽちスマホをいじってから睡眠再チャレンジ。寝つきは微妙……。
ちなみに御蔵島は波の状況が悪く着岸できず欠航になってました。
(午前7時ごろの海)
8:55 八丈島着(底土港)
10時間の船旅を終えて、無事八丈島に着きました!
あいにくの曇り空。少し雨が降ってましたが軽い船酔いで具合が悪くなってた身には地面が揺れてないだけありがたい。
目的のバス停まで徒歩で向かいます。
9:20 護神バス停・天照皇大神宮
20分ほど歩いてバス停に到着。
バスの出発時間まで10分ほど余裕があったので近くの神社へ。
遠くの方には虹が。まっすぐ伸びる道路と「護神」の字面も相まってかっこいいですね。
ちなみに時刻表はこんな感じ。
9:35〜10:15 末吉温泉へ
定刻を少し遅れてバスが到着。ここから末吉温泉(みはらしの湯)へ向かいます。
今回はバスパという定刻チケットを利用。
二日間バスフリーパス・温泉の入浴パスで1000円!
今回はバス往路だけで500円、温泉入浴料500円なので簡単に元が取れちゃうお得なチケットなのです。
蛇行する山道を通って40分ほどでみはらしの湯に到着!
10時半営業開始なのですが、店前のベンチに腰掛けていたら5分前に入れました。
湯温は41-42度と程よい熱さ、露天風呂は海を臨める絶景で夜行船の疲れがすっかりほぐれていく……!
八丈島旅行四回目にして初めての温泉……最高でした!!
11:03〜11:40 八丈島観光協会へ
再びバスに乗って一旦島中央の八丈島観光協会近くのバス停「町営バス」まで戻ります。
帰りの道はこんな感じでそりたつ山肌沿いの道路を通って行きます。
11:50... すし処 銀八
八丈島観光協会から徒歩三分ほどの場所に在るすし処銀八さんへ。
基本予約制(空いてたら予約なしでも案内してもらえる)のところを予約せずに訪問したら「席はあるけど30分以上待つことになるよ~」と告げられ……何分でも待ちます!と言って座らせてもらいました。
自分のあとに来た予約なしの方はみんな帰ってたので座れてラッキーでした。とはいえ年末のお忙しいところ予約なしで突撃してしまってすみません。
お言葉通り、他の予約客へ次々に寿司が運ばれていくのを横目に、青空文庫の魯山人先生の文章を読みながら待つこと30分と少し……。
ついに来ました、島寿司1.5人前!!
島寿司は簡単に言うと漬けにした白身魚の握りずしで、スーパーなどでも買うことができます。でも八丈島に来るたびに銀八さんにお邪魔して食べてます。
シャリもネタもあら汁も大好き……大変美味しゅうございました。ごちそうさまでした!
13:05 八丈島ジャージーカフェ
銀八さんから徒歩で行ける場所にスーパー(あさぬま)があり、その隣にはジャージーカフェがあります。アクセス良好かつスマホ充電用コンセントがある!ということで、銀八さんへ行ったあとはほぼ必ず立ち寄ってます。
八丈島乳業株式会社の直営カフェということでおいしいソフトクリームが食べられます。
↓はホットティ―とあしたばパフェ。
14:10 南原園地・南原千畳敷
島寿司とパフェで腹を満たしたあとは一旦八丈島観光協会で電動自転車を借ります。
ちょうどスマートモビリティサービス実証事業というものがあり、ドコモのシェアサイクルサービスがあったのでそちらで自転車を借りました。
自転車で坂道を駆け下りること15分ほど、「宇喜多秀家公と豪姫の碑」に到着。
宇喜多秀家は関ヶ原に敗れて島流しにあったという人物で、八丈島では随所でその名前を目にします。
島流しというと悲惨なイメージですが、流刑ののち50年近く、84歳まで生きていたらしいです。意外と長生き。
右側には八丈小島が見えます。
宇喜多秀家公と豪姫の碑からさらに少し自転車を走らせていけば南原千畳敷(千畳岩海岸)です。
(↓道中に見える建物。恐らく八丈島国際観光ホテルの廃墟)
ベンチなどもあるので、近くのスーパーで島寿司を買って海を見ながら食べるのもいいかも。
一面の黒いものは溶岩。草のなびき具合からわかるように風が強い日で、ちょっと寒かったです。
14:45~15:45 植物公園・ビジターセンター
強風で寒かった南原千畳岩海岸から坂道を駆け上って、八丈島観光協会へ戻ってきては自転車を返却。
宇喜多秀家については大河ドラマを目指しているとのことでこんなかっこいいポスターもありました。
ここからは徒歩で植物公園→ビジターセンター→空港の順番で向かいます(植物公園までは徒歩で15分ほど)。
唐突に現われる「キョン」の看板。
この道を進んでいくと、植物公園の中にキョンの飼育場がありました。
キョンは小型の鹿。大型犬よりもちょっと小さいくらい?
人懐っこいのか、餌が欲しいのか、人がいるとそちらへ近寄っていく個体もちらほら。
餌を貰えないとわかり去っていくキョンの背中……。
植物公園を歩いていると展望台の標識を発見したので立ち寄ることに。
坂道を登って数分……見晴らしの良いところに出ました!
中央右近くに先程見かけた、八丈島国際観光ホテルと思しき建物がありますね。
この場所は休憩地点のようで、展望台はもう少し先にあるようだったのですが時間と体力の問題で今回は一旦下りることに。
次来るときは登山とかもしてみたいですね。
続けて、温室を発見したので入ってみることに。
温室という名の通り中はほどよく温かく、ほっと一息。
バナナ!
樹木系の植物がたくさんあってひとりで盛り上がりながら歩いていました。木に生るバナナの実物は初めて見たかもしれない。
そうして本日最後の目的地、ビジターセンターへ。
こちらのジェラートが美味しいと評判なのですがジェラート販売は15:30終了のためギリギリ間に合わず。
八丈島の動植物などが展示されているのでそちらをのんびり眺めてきました。
こちらは寝そべるヒトデ。年末年始休暇にぴったりなだらだら具合。
15:50~16:30 八丈島空港へ
そうこうしているうちに飛行機出発の時間も近づいてきたのでビジターセンターをあとにして、徒歩で空港へ向かいます(徒歩20分ほど)
途中で見つけた謎の機構。
トンネルを歩いていきます。
空港近くのフェンス。東京都知事の管轄なんですね。
そうして、八丈島空港へ到着!
17時半の飛行機に乗って羽田空港へ帰りました。
この日の歩数は1万5千歩でした!
おみやげ
八丈島のお土産です。ちょっとしたこだわりといえば島とう醤油。ぴりっとした醤油で、油揚げや豆腐・刺身にかけると美味しいです。
あと焼くさや。くさやの匂いはまあまあ強烈なものの、その匂いの割に味があっさりしていて美味しいんですよね……島とう醤油+マヨネーズにつけて食べるのが好きです。
初めて買ったもので言うと「島とうがらしとにんにくやみつきラスク」、結構濃ゆい味でピリリと辛く、美味しかったです!
心なしか八丈島土産は酒のつまみにぴったりなものが多いイメージ。
そんなこんなで八丈島ほぼ日帰り旅行の記録でした!
八丈島って海もあるし、山もある。温泉もいくつかあるし、飛行機を使えば一時間ほどで行ける、夏以外はそこまで混雑することもなく快適にサイクリングや温泉巡りができるので一人旅の旅行先として最適だなあっていつも思います。離島なので現実から逃避する場所としてもぴったり。次は牧場か登山もしてみたいですね。
八丈島、楽しかった! また行きたいです。