2023.11.4に京都と三重へ観光に行ってきました。ほぼ日帰り旅なのですが画像が多いので京都編と伊勢編に分けました。今回は伊勢編。
京都編はこちら。
名古屋
京都から三重へ行く方法はいくつかあるらしいけど、今回は名古屋を経由するルートを選択。
金閣寺から少し歩いて、相変わらず混んでいるバスに少し揺られた後、円町駅近くで下車。
円町駅→京都駅にてお土産用の八ツ橋を買い、それから新幹線で名古屋まで移動。
新幹線はまあまあの混み具合で、昼時だったため駅弁を食べてる人もちらほら。
名古屋駅に到着後、いったん昼食。
駅構内の飲食店のうち、待ち時間の少なそうなてつえもんという店に入り、名古屋膳というメニューを注文。
親子丼、きしめん、手羽先、どて焼き、串カツという名古屋名物せいぞろいのセット。
これがすっっごくおいしかった。親子丼は汁多めであつあつとろとろの卵が美味。きしめんは朝から歩いた体に染み渡り、味濃いめのどて焼きもペロリと完食。味噌だれの串カツに舌鼓を打ち、手羽先二本をガツガツ食べる。
大満足の腹を抱えて、いざ伊勢神宮へ。
三重(伊勢)
名古屋→伊勢への行き方はJRと近鉄のどちらかを使えるらしく、今回はJRを選択。快速みえ(鳥羽行)に乗る。伊勢市駅までは1時間半。幸い空席があり、座らせてもらう。
疲れ切っていたのでぼんやりしていたら車内放送で「四日市駅を過ぎると交通系ICカードが使えません」とのこと。
ICカードを使って乗っていたのでその放送にびっくり。席に回ってきた車掌さんに声をかけて車内で現金精算の上、ICカード処理連絡票を発行してもらうことに。
道中調べたところ、一部の駅では近鉄とJR東海が改札を共同利用してる関係で同じ改札を通るためどちらに乗ってきたのかわからない(=どちらの料金になるかわからない)からICカードが使えないらしい。
厳密に言うと改札自体はICカードに対応しているけど、使えるのは近鉄に乗る場合のみとのこと。
地域特有の事情があるんだなあと思っていると窓の外から見える畑が一面黄金色で、何の野菜なんだろうと考えながら昼食後の眠気でうつらうつら。
津駅を通り過ぎ、15時15分ごろ伊勢市駅に到着。
伊勢神宮には外宮と内宮があり、行き来するには徒歩だと1時間、バスでも30分ほどかかる。以前は伊勢神宮がそんなえらい地位の神社だと認識してなかったので外宮だけ参拝してさっさと引き上げた記憶がある。
まずは駅から徒歩で行ける外宮へ。
途中、何かイベントをやっていたようだけど今回の目的は参拝なので後ろ髪を引かれながらもスルー。牡蠣が美味しそうだった。
参道もいろいろな店があった。「手こね寿司」の看板を見て、前に参拝したときに食べたことを思い出す。また食べたいなあ。
淡々と歩き続け外宮へ到着。
緑の多い境内をのんびり歩いて正宮である豊受⼤神宮と別宮(多賀宮・⼟宮・⾵宮)へお参り。授与所にて御朱印帳の2ページ目に御朱印をいただく。
境内にはところどころに立ち入り禁止の空き地があって何かなと思って眺めてたけど、後で調べると20年ごとにおこなわれる式宮遷宮の際に新たな宮を建てるための土地らしい。
全体的に空気がひんやりしていた。前に来たのは夏だったけど、同じように体感温度が低かった記憶がある。緑が多いからだろうか。
外宮での参拝を終え、内宮への直通バスに乗る。電車みたいに二両が連結されていたのが珍しかった。
五十鈴川駅にのみ停まる特急バスで25分ほど揺られたのち、いよいよ内宮へ到着。
鳥居をくぐり、五十鈴川を眺めながらのんびり橋を渡っていると「参拝時間は午後5時までです」とのアナウンスが流れる。時計を見ると現時刻は午後4時半。やばい、残り30分しかない、と焦り、駆け足で進む。けど他の人たちは結構のんびりした足取りだった。
境内は川も流れており、外宮よりも一層広い。背の高い木の陰が多くやっぱり空気が冷たい。
手を合わせる場所は撮影禁止。境内のところどころに警備らしい方が立っていて、参拝者の質問に答えたりしてる。他にも入り口には衛士見張所という建物も見かけた。(画像は案内所だけど警備らしい人が立ってる)
後で調べると警備にあたっているのは神宮衛士というれっきときた神宮の職員さんで、警備だけでなく神事にも精通しているとのこと。いろんな仕事があるんだなあとしみじみ。
参拝後、御朱印をいただく。幸い列待ちなどはなかった。御朱印帳の1ページ目を開いて渡すと「1ページ目?」と不思議そうに聞き返され、頷く。
これも後で調べてわかったけど「御朱印帳の1〜2ページ目は伊勢神宮で貰うために空けておく」というのは太宰府天満宮としての配慮であって正式なルールといわけではないらしい。神社の事情、複雑……。
御朱印を頂いた授与所の向かいに薄暗い建物があって、賽銭箱らしきものが置いてあったので近づいてお賽銭を入れようとするもなんだか箱が遠い。
ふと顔を上げると注意書きの板が掲げてあって
「賽銭を入れないでください」「フラッシュ撮影をしないでください」「食べ物を絶対に与えないでください」
という感じの内容が書いてあった。
賽銭とフラッシュ撮影はなんとなくわかるけど、食べ物……? なにか生き物がいる……? と目を凝らすも中は薄暗闇でよく見えない。建物の近くに説明書きの立て看板などもない。
なんだったんだろ……と思いつつ写真を撮るのも憚れて、モヤモヤしたまま後にする。
鳥居の外には奉納された清酒がずらっと並んでいて壮観だった。
駆け足になってしまったけど無事内宮へも参拝でき、ほくほくした気持ちで伊勢市駅は戻るためバスに乗る。
御朱印帳の1〜2ページ目に押印してもらえたことに満足していると、いつの間にか日が落ちて外は真っ暗に。
バスでは座れたので、そういえば、と神宮で気になったあれこれを調べる。
最後に目にした薄暗い建物は御厩(みうまや)といって、時間帯によっては皇室から献上された神馬がいるらしい。
次に参拝する時は会えたらいいなと思ったけど、タイミングによりけりなので出会うのはなかなか難しいとのこと。
伊勢参り、奥が深い。また参拝したい。
名古屋
ここからは帰り道。来た時と同様、伊勢市駅からはJR東海の快速みえに乗って帰る。
帰りは二両編成だったもののうまく座れた。
関西在住らしい乗客が「伊勢の方良いよね〜牡蠣食べに行きたい〜」と会話をしていた。やはり伊勢は牡蠣が美味しいのか、次は食べに行きたい。
帰りの電車は心なしか眠ってる人も多い。真っ暗な窓の外を眺めてうつらうつら。
名古屋駅へ到着。
切符を改札に通す前に、行きの快速みえ車内で発行してもらったICカード処理連絡票を駅員さんに渡し、ICカードの出場処理をしてもらう。
新幹線では空席の隣を確保。構内で駅弁を買う。駅弁はほぼ売り切れてて種類が少なかった。合わせてお土産の赤福を購入。
20時ごろ発の新幹線に乗り、駅弁を食べる。
エビフライが入っていて嬉しい。他も味が濃いめで疲れた体にはありがたい。美味しかった。
帰り道の話は「新幹線で駅弁を食べた」にて。
新幹線を降りて、さらに電車を乗り継ぎ家に帰る。この日の最終歩数は22,023歩。電車では眠気が耐えられないレベルだったものの、歩数の割に帰宅時の足取りは不思議と軽かった。
帰宅後、シャワーを浴びてから布団に入る。おやすみなさい。
おみやげ
今回はたくさん歩いて疲れたので、荷物を減らす意味でもおみやげは少なめに八ツ橋と赤福のみ。
八ツ橋を食べながらこれを書いている。久しぶりに八ツ橋を食べたけどこの独特の香りが好き。旅の匂いがする。
京都に行こうと思い立ったのは、最近好きな漫画(数字であそぼ。、さんすくみ、舞妓さんちのまかないさん)の舞台が京都・神社/寺だったからというのもあるので、実は他にも行きたいところがあった。
数字であそぼ。は京都大学(がモデルと思しき吉田大学)の理学部が舞台なので京都大学も見てみたいなーと思ってたんですよね。作中に登場する深泥池など、いつか観光巡りをしたい。
三重も今度行く際は伊勢参りにもっと時間を取りたい! 神馬にも会いたいし、牡蠣も食べたいし、手こね寿司も食べたいし、松坂牛も伊勢海老も食べたい。名古屋で食べた名古屋膳も美味しかったので他の名物も食べてみたい。あんかけパスタとか。
旅行の振り返りを書いたらむしろやりたいことがいっぱい増えてしまった……。
実は「京都はいつも混雑してるし修学旅行で行ったことあるから」と今まで旅行先から外しがちだった。行ってみると確かにバスでのすし詰めはしんどかったけど、午前の列車や寺社は恐れていたほど混雑してなかった。
行きたいと思ったら混雑を覚悟または電車のルートを選んで行ってみるのも悪くないかもしれない。京都ならバス・新幹線ともに本数が多くて行きやすいし。
あと、三連休の合間・紅葉シーズン前だからか修学旅行生もいなくて、意外とのんびりしていた。今回で一番意外な発見でした。
快速みえも昔ながらの列車という感じで良かった。終点の鳥羽駅にも行ってみたいし青春18切符を使ったのんびり三重観光にも憧れる。老後の楽しみに……と言いたいところだけど悲しいことに老後はそんな健康も余裕も期待できないので元気なうちに計画を立てねば。
調べたところ、次回の青春18切符は冬季のもので12/1発売開始らしい。意外とすぐだった、というかもうそんな季節なのか。旅行から帰ってきたら最寄りのモスバーガーの飾り付けがハロウィンからクリスマスに変わったことに気づいて、あっという間に時が過ぎていくなあとしみじみ。時間を戻すことはできないにせよ、こういうことがあったな〜と思い出せる日々を増やせるよう、ちょっとずつ旅を重ねていきたい。
ともかく楽しいこと盛りだくさんの旅でした。京都、名古屋、三重の寺社仏閣と交通、飲食にかかわってるみなさま、いろいろとありがとうございました。またそのうちお参りに行きます。