ぽしゃ

いつか忘れた頃に読み返すための雑多な記録帳

陽だまりをさがす夢

ここ最近は曇りがちで今日は雨。涼しいを通り越してだんだんと寒くなってきました。

今朝は夢の中で、ビオラの芽の入ったポットを抱えて日の当たる場所を探していた。最近晴れ間が少ないから少しでも日光に当たってほしいという気持ちが夢にまで表れたらしい。

ようやく陽だまりが見つかったかと思いきや、そこには闇バイトの指名手配犯がいて……となかなかタイムリーな夢でした。

 

今読んでる本(小説の技巧)がとても読みやすくて嬉しい。海外文学の本文を引用しながら説明するという構成なのだけどまず内容が面白い。海外文学を知らなくてもスイスイ読める。翻訳もとても平易で読みやすい。ありがたい。一章が5〜6ページと短めなので毎日1〜2章ずつ読み進めている。

ついでに本棚から児童書を引っ張り出してこちらも少しずつ読んでいる。昔から好きな本なので読むのは初めてじゃないけど、毎回読むたび展開を忘れていて新鮮な気持ちで楽しめるから不思議。

流行に置いていかれないようどんどん新しいものを取り入れなきゃ、と焦っていた時期もあったけど、最近では「読みたいものを読むのが一番」と割り切って文庫本の一部だけかじり読みしたり、青空文庫魯山人という人の文を読んだりしてる。楽しい。

 

魯山人さんは納豆をたくさんかき混ぜる人みたいなイメージがあったのだけど、実際に文章を読むと「マグロは大根おろしをたっぷり添えて食べると美味しい」とか「マグロとネギをすき焼き風に煮たねぎまという料理が美味い」みたいなことを延々と書いていてとても面白い。

マグロをお茶漬けにすると美味しいと書いている文章には「わかる」と深く頷いた。

ただまあ、こだわりが強い分、どうしても今の時代にそぐわない古い価値観が見え隠れすることがあるものの、そこはご愛嬌として、初めに読んだのが「鮪を食う話」という文だったのでマグロ大好きなイメージがついてしまった魯山人さん。

今日は珍しくブリの柵が安かったため、買ってきて、そういえばと大根おろしを添えてみた。今日のブリは思ったより鮮度が良い。薬味は要らなかったかも。でも魯山人さんが美味しいと書いていた食べ方を真似してみるというのはいつもとちょっと違った食事の楽しさがある。(マグロとブリとでは全然別物だけど)

魯山人イチオシの鍋、マグロとネギのすき焼き風鍋「ねぎま」もいつか作ってみたい。