SNS断ちの一環としてここ最近スマホの画面をモノクロ(グレースケール)にしています。
今日はこのグレースケール表示がめちゃくちゃ良いよという話をします。
グレースケール表示のいいところ
刺激軽減すなわち負担軽減。
これに尽きます。
LINEの緑色、YouTubeの赤色
私は、LINEの緑色を見ると緊張します。
連絡が来るとドキッとするし、その返信を考えるのが苦手だからです。スタンプで済ませてしまうこともしばしば。
でも誰かの連絡を待ってる人はLINEの色から待ち遠しさや誰かと繋がってる安心感を覚えるのかもしれません。
日頃の行動と紐づけられた色、配色はどうしても何らかの感情を誘発してしまうもの。
しかもスマホの画面は現実と違って意図した単色をわかりやすい形で並べることができます。
そのわかりやすさは無意識のうちに刷り込まれ、さらに色に感情を揺らされるという感覚はクセになるのではないかなと思います。
さらにネットではみんながみんな、色の作用を利用しています。ざっくり言うと、皆自分に注目してほしいのです。
企業やYouTuberなどなどがこぞって「見て見て見て!!!!」と視界に割り込んできては、
さらに後ろからぐいっと腕を掴んでコンテンツに引き摺り込んでくる感じがしんどい。
無理やり注意を引きつけられる感覚は不快だし、いろんな人間が四方八方から肩を叩いてくる感覚はうるさい。
カラー表示のスマホは、今思えばそんな感じでした。
なんだかよくわからないけど疲れてしまってる人、スマホの画面をグレースケールにしてみませんか?
グレースケールにすると鮮やかな色の与える印象が薄れ、ある程度無機質な感じになります。人によりけりだと思いますが、私にはそれが心地いいです。
広告(肌の色)
赤色・黄色のほかに「肌の色」を見ると緊張します。
ネットに浸り始めて早二十年。ある程度の広告は見慣れてスルーできていると思っていたのです、が。
しかしやっぱり同じ広告を何度も何度も何度も目にしていると刷り込まれるものがあるみたいです(まあ広告はそれが目的なのですが)
無彩色にしてつくづくわかりました。
広告とは言え、肌の色を1日に何十回も見せられるのはあまり良い気分ではなかったな、と。
大人向け広告、美容系、アニメ漫画、芸能人。「人」「人」「人」「人」「人」「人」「人」「人」「人」「人」「人」「人」「人」「人」「人」……。
スマホをグレイスケール表示にして、肌の色に別れを告げましょう。
グレースケール表示にして困ってること
職業デザイナーの方やインスタグラマーなど、色を扱う仕事の場合はたくさんのサンプルを目にするという意味でスマホはカラーの方がいいかもしれないですね。
グレースケールにしてみての感想
思ったより早く慣れました。
そしてたまに買い物のために画面をカラーに戻すとその情報量の多さに「うっ」となります。
みんな、鮮やかな色を使ってるんだなあ……主張が強いなあ……としみじみ。
そのほかに嬉しかったのは、小説やブログなどまとまった量の文章をより楽しく読めるようになったことですね。
十年近く気づいていませんでしたが、スマホがもたらす情報量は私の処理能力を大きく超え、文章を読むという純粋な楽しみを感じられなくなるほどに脳に負担を強いていたようです。
今の自分にとってスマホをグレイスケール表示にすることは寒い日に暖かい毛布を用意するのと同じくらい大切なことに感じられます。
もしもスマホやSNSとの付き合い方に悩んでいる人がいたら、あるいは最近わけもなく疲れているという人は、短期間でもグレースケール表示を試してみてほしいなって思います。
それが正解というわけではなくても、目に入るよう色を減らすという選択は何らかの気づきをもたらしてくれるかもしれません。
以上、おわり。
よりよいスマホライフを送れますように!