ぽしゃ

いつか忘れた頃に読み返すための雑多な記録帳

青春18きっぷで福島郡山へ(2024年夏)

2024.8.10に青春18きっぷ(1日JR普通列車乗り放題×5日分)を購入し、池袋駅から郡山駅(福島)まで行ってきました。

今回はほとんど電車に乗って読書していましたが、乗り換えついでに初めて降りる駅で食事をしたり散歩したりしたのでその記録をのせていきます。

 

 

7:18  池袋駅

前々から気になっていた青春18きっぷを初購入。

池袋駅から郡山駅(福島)までは最短で4時間ほどで行けるのですが、今回は乗り換えの関係で6時間ほどかかる以下のルートで行きます。

7:28→9:14 湘南新宿ライン 池袋→宇都宮
9:49→10:41 宇都宮線 宇都宮→黒磯
11:53→12:16 東北本線 黒磯→新白河
12:52→13:31 東北本線 新白河→郡山(福島)

 

 

今回の旅行の目的は電車内でのんびり本を読むこと、ということでこちらの文庫本を携行。

それでは早速、湘南新宿ラインに乗って宇都宮駅へ向かいます。

 

 

9:14  宇都宮駅に到着

湘南新宿ラインは土曜日の朝7時台なのにまあまあ乗客が多め。何とか席を確保して読書したり寝たりを繰り返したらいつの間にか宇都宮駅へ到着。

乗り換えの待ち時間が30分ほどあったので一旦改札を出て駅周辺を散歩。

 

宇都宮駅に下りるのは初めて。想像していたよりも大きな駅でびっくり。日光行の電車も出ているんですね。

 

朝早いこともあってかまだ餃子を食べられる店はありませんでした。

宇都宮の餃子、その内食べに行きたい。

散策を終えて、次は宇都宮線の電車に乗って黒磯駅へ向かいます。

 

 

 

10:41 黒磯駅到着

黒磯駅到着!

こちらでは1時間以上乗り換えを待つ必要があるので、改札を出て食事をします。

 

そういえば南海トラフ地震臨時情報の影響で新幹線の一部が遅れていたそうですが、鈍行列車の方は特に影響はなさそうでした。

 

黒磯駅は、那須塩原駅の隣の駅。地図で見ると東京と仙台の中間あたりですね。

 

駅前の交番がおしゃれな雰囲気。

駅前はまっすぐ道路が伸びています。なんだか海沿いの町みたいに見晴らしがよかった。

駅にはグルメマップがあり、徒歩圏内の飲食店がいくつか紹介されているので、ふらりと降りても食事には困らなさそう。

 

飲食店は11時開店が多かったので、その前に駅から徒歩5分ほどの場所にある黒磯神社へ。

 

ちいさな神社かと思いきや、広い敷地にはほかにも社があったり神馬の像があったり、手足の神様の御神像があったり(面足尊・惶根尊)とのんびりできる場所でした。

きれいな竹林を眺め、お賽銭を入れて御朱印をいただく。朝から神社へ行くのは良いですね。

 

 

神社のあとは食事。生そば 冨陽さんで天丼定食(とろろそば)をいただきました!

天丼も蕎麦もとっても美味しかった!

ただ乗り換えの関係で急いでかきこむ形になってしまったことだけが残念。

そばコロッケ?というものもあったので、次はもう少し時間に余裕をもって食べに行きたいです。

 

 

 

腹も膨れたところで、11:53発の電車に乗って黒磯駅新白河駅へ向かいます。

ここからは東北本線。外の風景も緑が多くなってきて、山間を駆け抜けていくという感じです。

 

 

 

12:16 新白河駅到着

新白河駅に到着!

こちらでも乗り換えのため30分ほど待つので、一旦改札を出て周囲を散歩。

 

駅前には松尾芭蕉の像。

 

 

駅のすぐそばに、ティールーム高山という喫茶店を発見。

扉の前にあるメニューにはクリームソーダがあったので、ちょっと甘いものでも飲んでいくのも良いな、と思って入店……。

 

 

しかし……気付くとなぜかかき氷を注文。

紅茶味のかき氷。外側は練乳の味、中はアールグレイのミルクティの味でとっても美味しかった!

ただしかし、この量のかき氷を30分でかきこむのはさすがに無理……頑張ってみたものの途中から冷たさが沁み始めてきたので、スマホで時刻表を調べて乗る電車を一本遅らせることに。

 

店内は落ち着いた雰囲気。食事のメニューも豊富でハンバーグ、カレー、パフェなどなど他のお客さんは美味しそうなものを頼んでいました。

せっかく乗る電車を遅らせるのならパフェを頼むか、温かい飲み物もセットで頼めばよかったかも。

 

 

新白河駅から郡山駅へ向かう電車は本数が少なく、一時間に1本程度。

まだ時間がありましたが、駅に戻って待合室のソファでうとうとしながら待つことに。

駅にはピアノが設置されており、立ち寄った子供が弾いたらしいつたないピアノの音がうたた寝の夢の中に混じってなかなかいい感じでした。

ピアノの音を直接聴くのもそういえば随分と久しぶりだったかも。

 

 

気を取り直して、13:57発の電車に乗って新白河→郡山へ向かいます。

稲なのか、とにかく車窓から見える整然と並んだ緑の作物がきれいだった。

 

 

 

14:36 郡山駅到着

ついに郡山駅に到着!

予定より1時間遅くなってしまいましたが無事に到着できてよかった!

 

 

郡山市福島県で人口第一位の都市、東北でも仙台市に次いで第二の規模の都市らしいです。そうなんだ……。

実は郡山市のことは名前を聞いたことがあったけどよく知らない……そもそも福島県というと震災や原発のイメージが強すぎてそれ以外のことを知らなかったので、実際に見てみたいな、と思って今回は福島県郡山駅に来てみたのでした。

さすが福島県第一の都市とあって大きな駅に、人通りも多い。

ここからバスに乗って、開成山大神宮へ向かいます。

 

15:09 開成山大神宮

(後から知ったけどこちらは裏門みたいな場所で、正門はもう少し先へ歩いたところにありました)

開成山大神宮伊勢神宮の御分霊が奉還され、創建。「東北のお伊勢さま」と呼ばれており、天照大御神豊受大神神倭伊波禮彦命神武天皇)を祀っているとのこと。

 

 

鳥居の前にある研修会館にはいくつかポスターが。でかでかと書かれた「風とロック芋煮会2024」、そういえば芋煮会も行ってみたいな……。

 

 

正門の方の鳥居の中には短冊清めというものもありました。

短冊に気になっていることを書いて桶の中にいれれば紙が溶けていくというもの。実際にやるとふわ~っと文字が剥がれていくのがとてもよかった。

 

 

境内に太鼓の音が響く中、お賽銭を入れ、お参りをして御朱印を頂いたあとにおみくじをひくと「末吉」でした。

「争事 よろし さわぐな」と「恋愛 あきらめなさい」が良い。

 

 

 

16:10 スペースパークへ

バスに乗って駅へ戻ってくると、ついに最後の目的地へ。

駅の近くにあるビル「ビッグアイ」の22階へ向かいます。

 

 

 

22階に到着。展望スペースから郡山市を一望できます。連なる山と広がる都市の対比がきれい。

 

実際はパノラマになっているので写真で見るよりも迫力がすごかった。ちょっと曇り気味ですが、遠くまで見渡せてとてもよかった!

 

ただここまで来たのは郡山市を一望するためではなく……こちら。

高柳電設工業スペースパーク(郡山市ふれあい科学館)。

宇宙をテーマにした科学館です。

ムーンジャンプ(月面の重力を疑似体験できる装置)や実験教室?みたいな催し物もあり、思っていたよりも親子連れが多い。つねにそこらじゅうを子供が走り回っている感じ。

でも子供だましということはなく、宇宙飛行士や星の誕生・死、地動説の説明などなど、かなり充実した展示となっていました。

(展示スペースは個人利用に限り写真撮影可)

 

宇宙服!(の模造品)。目の前で見ると大きくてとてもわくわく。

指先とかこうなってるんだ~とか、背面こうなってるんだ……とじっくり見てきました。

宇宙服は120キロあるらしい。持ち運ぶのも大変ですね……。

 

惑星探査車ROVER(ローバー:放浪者という意味)の模型もあり、実際に操作をすることもできます。目の前で動いているところを見ると、遠い星でもこうやって動いて頑張ってるんだ……としみじみ。

 

こちらははやぶさの模型。

他にもプラズマボール、触れる隕石(実物)、国際宇宙ステーションの模型などなど……(展示を楽しむのに夢中で写真が手元にない)

ボタンを押したらスクリーンに映像が流れるタイプの展示もいくつもあったのですが、流れる映像の種類が多すぎてとても一度では見切れませんでした。じっくり見ていたら半日くらいかかりそう。また見に行きたい。

 

 

ちなみにこちらは同じ会場で開催されていた「キモダメシ」。

終了後の写真になっていますが、滑り込みで入場してきました。ちょっとしたお化け屋敷で楽しかった!

 

 

 

17:30 夕食とおやつ

スペースパークを満喫した後は駅の近くにある「魚河岸処 仙」にて海鮮丼を食べました。

お腹の調子と相談してご飯の量は小盛に。

写真では見えないですが、海老の下にはほたても隠れています。このホタテが特に美味しかった。他の刺身も美味しかった……。一日遊びまわった体には温かい味噌汁と甘いオレンジもよく沁みました。

 

 

続けて駅でお土産を買ったあと、駅の中にあるフードコートへ。クレープが美味しそうで散々迷ったけれど、やはり締めとして今日まだ食べられてなかったソフトクリームを買うことに。

旅先でソフトクリームを食べるとミッションをクリアした気分になる。美味しかった!

 

 

 

というわけで今回の旅はこれで終わり。帰りは18:32発の以下のルートで帰りました。

18:32→19:11 東北本線 郡山→新白河
19:55→20:18 東北本線 新白河→黒磯
20:29→21:22 宇都宮線 黒磯→宇都宮
21:35→23:10 宇都宮線 宇都宮→赤羽
23:17→23:25 埼京線 赤羽→池袋

 

郡山駅にて、ずらりと並ぶガソリンの貨車。

 

帰りの電車は途中から外が真っ暗になってしまい、特に山間を駆け抜けていく時はほとんど何も見えなかった。

ただ白河駅に停車したときは祭囃子が聞こえてきて、提灯の明かりも見えた。祭りがあったのかも。せっかく18きっぷを使っているので、祭囃子に誘われるように途中下車して一泊するのもありだな~と思ったのですが、家に置いてきたバジル(最近虫に食われまくっている)が心配だったので降りるのは我慢しました。

しかし今考えるとスマホの充電も殆どなかったので降りたら死だったかも。旅先で衝動的な行動は危険……。

 

 

ちなみにこちらは新白河駅で電車を待っているときの気温。

夏の気温という感じですが、都心と比べると風が涼しく、待ち時間も快適でした。

その後も電車に乗り続け……。

途中、乗り換えをひとつミスしたせいで家に着いたのは0時半ごろ。

フラフラになりながらなんとかシャワーを浴び、布団に入りました。

 

 

おみやげ

今回のお土産はくるみゆべしと桃のフィナンシェ。

福島は桃が名物なんですね。桃のお菓子がいくつもあって迷いました。

くるみゆべしは食べるの初めてだな~と思いながら口に入れてから「これ食べたことある……!!」となりました。しかしどこで食べたのかは思い出せず。

くるみゆべし、他にないもちもち具合でとても好きです。もっとたくさん入っているものを買って来ればよかった。

 

 

 

というわけで初めての青春18きっぷの旅(日帰り・郡山(福島)編)でした。

青春18きっぷはお尻が痛くなる……と聞いていたものの、今回はそこまで苦もなくいけました。乗り換えの度に散歩&乗車時間は片道4時間ほどだったのがよかったのかも。

青春18きっぷはまだ4回分残っているのですが、実はまだどこへ行こうか決めていません。どうしようかな……夏だから涼しいところに行きたいな……と考えているところ。

またそう遠くないうちに青春18きっぷを使ってどこか行きたいです。

 

そういえば今回持っていった本『あなたも私も』(久生十蘭)は復路の赤羽駅の少し前でちょうど読み終わりました。

話の内容が二転三転しつつ好きな展開が続いてとても面白かった~! こんな話が読みたかった!という内容でとても良かった。次の遠出でも何か物語の本を持っていきたい。