ぽしゃ

いつか忘れた頃に読み返すための雑多な記録帳

映画の日(2023年)

今日は一日中ガツガツ仕事をしていて、落ち着いていたのは合間に洗濯物を畳んでいた時ぐらいだった。

お皿を拭く布巾を畳んだ。あとバスタオルも畳んだ。タオルも畳んだ。本当に今日落ち着いていたのはその時ぐらい。

午前中はひたすら仕事をして、昼食の食材がなかったので昼休みはスーパーへ行きおにぎりとレバニラと大根の煮物(ミニ)を買った。

ついでにマヨネーズ、トイレットペーパー、キッチンペーパーなどの在庫切れのものを買って帰る。

昼休みを終えるとまた仕事、仕事。でも自分の仕事は八割方作業ばかりで折衝は少ないのでそこまで辛いということはない。ラジオを聴きながらやっていても結果が出れば文句を言われない程度には自由度が高い。

ちょっと想定外のこともあった。すると心が乱れて、過剰に悪い妄想ばかりしてしまうようになったので、休憩をしようと思ってちょっとの間目を瞑って、軽い休みをとった(通知音を設定しているので、他の同僚の呼び出しがあればすぐに対応はできる)。

10分くらいそうしてから仕事を再開すると、とても集中できた。精神的にショックを受けた時、自分の脳は予想以上にダメダメになってしまうようだ、これから仕事で似たようなことがあったらこうして強制的にシャットダウンと再起動をおこなうようにしよう、と思った。

 

仕事も終わり、夕食に鱈の白ワイン蒸し(カレー風味)を食べ終えたあと、ややして太ももがとても冷たいことに気づいた。手のひらも、足首もひんやりしている。暖房をガンガンたいても体の暖まる感じがない。寒い冬が来たなという感じ。

自分の部屋は大きな窓が二つある角部屋で、しかも木造、築六十年近くで冬はすごく冷える。前まで住んでいた鉄骨造りのマンションが恋しくなるくらいには寒い。

この家に引っ越してきてから毛布を買い足したし、湯たんぽを買ったし、カイロを常備するようになった。今年は暖を取るために追加の小型ストーブを買おうか迷ってるくらい、冬はしんどい。布団の中にこもっていればマシなのだろうけど、週末の、せっかくの自由時間にあまりダラけたくない。

今日は仕事終わりに何もする気が起きなかったのだけど、多分疲れだけじゃなくて部屋が寒いのも応えたのだろうなあ、と思って少しぼんやりしていたら、何気なく開いたページの「映画の日」の文字が目に入った。

気づけば、近所の映画館のレイトショーの予約をとっていた。

 

 

今夜の映画は「バッド・デイ・ドライブ」。

事前に確認したレビューは2.5〜3.0とあまりかんばしくない。つまらないのかもしれない。

もちろん面白いに越したことはないけど、今日はただ大きなスクリーンでお金をかけて作られた映像が見たい気分なので、それが感動できるものであってもなくても、スリルがあってもなくてもどちらでもいい。

金曜日の駅は疲れた顔をした人々と、声の大きな泥酔した乗客とが入り混じっている。映画館へ向かう人は一人客がほとんどのように感じられた。でも館内には夫婦や友達同士も多くて賑わっている。

道中、今日は寒いから温かい飲み物にしようかな、と考えていた。でも腹に貼ったカイロが発熱してきたのでいつも通りアイスティを買った。

映画館に着いてから帰りの電車の時間を調べたら、終電よりも終映時間の方が遅いことがわかった。エンドロールの途中で席を立てば間に合うかもしれない時間だけど……映画館に来てアイスティまで買ってしまったのでもう観念するしかない。明日は深夜にして歩数一万歩行くかもしれない。あるいはすぐ諦めてタクシーを呼ぶかもしれないけど。

なんにせよ映画、楽しんできます。